HANAMIGASA

夜になれば 4/4

 永倉の熱い舌が歯列の裏をゆっくりとなぞり、山南のそれを誘い出すように絡みつく。慣れない感覚に身体が強張るのを感じたが、意外にも不快感はない。寧ろその真逆の感覚が、咥内から全身へと熱を伴ってじわじわと広がっていった。永倉は馬乗りになったまま、この時を待ち焦がれていたと言わんばかりに、何度も顔の角度を変えては深く口づけ、唇を食み、咥内を余すところなく貪ってくる。舌同士が擦れ合えば粘着質な水音が鼓膜に響き、聴覚をも犯されている気分に襲われた。次第に頭の芯が甘く痺れ、山南は正常な思考が奪われていくような気さえしていた。
 枕元に置いた行灯の仄暗い灯に、己を見下ろす永倉が浮かび上がる。永倉の瞳の奥には、明らかな情欲の焔が燻っていた。その情欲が真っ直ぐに己に向けられていることをひしと感じて、山南は背筋がぞくぞくするような感覚を覚えた。
 永倉と行為に及ぶことを受け入れたのは確かなのだが、山南は今、己の身に起こっている現実を現実として受け止め切れていない。目の前にいる人物が、己のよく知る永倉とは全く別の存在ではないのかと疑わずにはいられなかった。こんなにも甘く情熱的な口吻(くちづ)けを与えているのが、あの永倉なのだ。色事とはかけ離れている印象を抱いていただけに、この積極性にはどうしても驚かされてしまう。意外と経験はあるのだろうか。しかし朝帰りする永倉の姿など一度も見たことがない。
 頬に添えられていた永倉の片手は首筋へ、鎖骨へ、胸元へと愛撫するように次第に下っていく。野暮な推測をしている間に、寝間着の帯を緩められていたらしい。永倉の手が器用に裾を割って内腿を弄(まさぐ)り、熱を持ち始めた雄の部分に触れた瞬間、ヒュッと山南の喉が鳴った。小さな掌で雄を握り込まれ、根元から先端へと焦らすような手つきで擦り上げられる。緩やかな手の動きが与えるもどかしい快感に、山南の腰は無意識に震えていた。
「ッあ……!」
 浅ましくも先走りを溢す先端をぐりぐりと圧迫され、びくんと身体が跳ねた。その拍子に唇が離れ、互いの舌先から紡がれた銀糸がぷつりと途切れる。永倉は熱の込もった眼差しで山南を見下ろし、妖艶に口角を上げた。
「へぇ……山南さんもそんな可愛い声出せるんだ?」
「──っ!」
 今更だと分かっていながら、羞恥に耐えきれず掌で口元を覆う。それが更に永倉を煽ってしまったらしく、永倉の喉が動き、唾液を嚥下したのが見て取れた。
 永倉は愛撫した箇所をなぞるように口吻けを落としていき、やがて山南の脚の間に割って寝そべった。柔らかな髪と熱い吐息が肌に触れてくすぐったさを感じる。山南の屹立に再び手を添えると、永倉は躊躇いもなく吸い付くようにそこに口吻けた。小さな舌で先端のくびれた部分を責め立てられ、急に押し寄せる快楽に思わず身を捩る。
「待っ、永倉くん、やめ、ッ」
「嘘は良くないんじゃない? こんなに感じてるくせに」
 見せつけるかのように裏筋を根元から舐め上げられればたまらない。刺激の強すぎる光景に、思わず目を背けたくなった。支配欲を味わえる状況に置かれているはずなのに、逆に永倉に支配されているようにさえ感じてしまう。それでも、この状況に昂りを抑えきれていないことは、憎たらしいほど正直に己の身体が示している。眼下では、永倉が質量を増した自身を口に含み、恍惚とした表情で頭を上下させている。唾液と先走りの絡む淫靡な水音に、山南の興奮は余計に煽られていく。己の口から吐き出される荒い息と喘ぎは、抑えようとしても指の隙間から洩れ出てしまい、やりきれない思いがした。永倉の熱くて柔らかな口腔粘膜に擦られ続け、身体の芯から蕩けてしまいそうな感覚に陥っていた。
 ぷは、と屹立から口を離した永倉が、深い欲を滲ませたような瞳で山南を見上げる。
「……そんなやらしい顔、僕以外の誰にも見せちゃダメだからね」
 山南には己がどれほど情けない顔をしているのかは分からない。けれど、余裕のない自身の反応に永倉が気を良くしているであろうことはなんとなく感じ取れた。
 永倉は懐から取り出した小さな容器を布団の上に転がすと、身体を起こして山南の上に膝立ちになった。永倉は寝間着の帯をするりと解き、下着からゆっくりと足を抜いていく。流れるようなその動作を、山南は食い入るように見つめていた。寝間着の前が開かれ、少年のような幼さを残した永倉のしなやかな肢体が眼前に晒される。未だ触れてもいない永倉自身が頭をもたげ始めていることに気づき、永倉は己のモノを咥えて興奮していたのかと、気恥ずかしいような愛おしいような、複雑な気分になる。
 永倉は先ほど転がした容器を手に取り、蓋を開けてその中身を捻り出す。容器から流れ落ちる潤滑剤らしきジェルを指に絡ませると、そのまま自身の下半身へと手を伸ばした。
「ん……」
 ぬち、と微かに湿った音と同時に永倉の身体がぴくんと震えた。後ろ手をついて座る山南の角度からはよく見えないが、恐らく永倉は自身の指で後孔を解しているのだろう。顔に僅かな苦悶を滲ませながらも、永倉は笑みを崩そうとはしない。下半身に熱が集中するのが分かる。艶っぽい吐息を洩らしながら自身の秘所を弄る様を見せつけられて、興奮を覚えないはずがなかった。あまりに煽情的な永倉の姿から目を離せずにいると、視線に気づいたらしい永倉に手を掴まれた。手は永倉の後孔へと導かれていき、吐息交じりの甘い声が山南を誘惑する。
「ね、山南さん……手伝って」
 ごくりと喉が鳴った。永倉に言われるがまま、窄まりに中指を慎重に埋めていく。潤滑剤で慣らされていたそこは、すんなりと山南の指を受け入れた。関節を曲げながら押し進めるたびに、きゅうきゅうと指が締め付けられる。指一本でこの狭さ。この後ここに己のモノが埋まることを想像すると、期待で気が昂ってしまう。
 永倉が苦しげな息を吐き、少しだけ緩みが生まれた隙に人差し指を滑り込ませた。二本の指で、円を描くように内壁をぐにぐにと押し広げては擦り上げる。指がある一点を掠めた時、永倉の身体が一際大きく揺れた。
「ひ、ぁッ」
 永倉の両手が肩にしがみついてきた。山南も永倉の身体を支えるように片腕を細腰に回す。くぐもった永倉の声は、次第に艶を含んだものに変わり始めていた。固くなった部分をわざと引っ掻くように刺激すれば、身を捩って快楽に悶える。男の性感帯となり得る場所──なるほどここが、と山南は一人納得する。かつて、興味本位で手にした書物から得た知識だ。要らぬ知識を拾ったとばかり思っていたが、まさかここにきて活かす機会が訪れようとは思いもしなかった。先程までは永倉にされるがままだったが、ようやく優位に立ち始めた気になる。
「ん、ッは、そこばっかり……っ」
 身体を支える手指にグッと力が込められ、肩に僅かな痛みが走った。笑みを浮かべる余裕はなくしたのか、永倉は濡れた長い睫毛を微かに震わせて、押し殺したような喘ぎを洩らし続ける。
 徐々に柔らかくなってきた後孔に、三本目の指を差し込んで念入りに解していく。流石に三本もの指を咥え込むには狭すぎて、指は食い千切られそうなほどに締め付けられる。永倉の呼気も荒く苦しげで、山南の肩口に縋り付くように顔を寄せていた。
「大丈夫かい?」
「ッん……山南さんこそ、大丈夫じゃ、なさそうだけど?」
 永倉は強がるように笑う。目線を下に落とし、細い指先で勃ち上がった山南の雄をつう、となぞる。
「僕の中解してて興奮したの?」
 熱を孕んだ声が耳元で囁き、ぞくりと身体が震える。
「……君が煽るような反応をするからだ」
 顔を見られまいと視線を逸らし、永倉の中に埋めていた指をゆっくりと引き抜く。すると、肩に置かれていた永倉の手が後頭部に回り、髪に指を差し込まれた。否応なしに上を向かされたが、落とされる口吻けに山南は抗うことなく応じる。ちゅ、と唇が軽く触れ合うだけの接吻を繰り返しているうちに、永倉に体重をかけられて完全に身体が倒された。永倉はその上に跨ると、解された菊座に山南の屹立をぴとりと宛てがった。山南の胸板に手を置き、息を吐きながらゆっくりと腰を落としていく。
「──は、ぁ……っ」
 潤滑剤の滑りを借りてか、山南の雄はスムーズに永倉の中へと呑み込まれていった。柔らかな内壁に包まれる感覚に意識が持って行かれそうになるのを、奥歯を噛みしめることで耐えた。屹立の根元まで体内に収めた永倉は、腹の上にぺたんと腰を下ろして呼吸を整えている。本来受け入れる器官ではない場所に異物が埋まっているのだから、相当苦しいはずだ。それなのに、永倉は喜びを味わっているかのように顔を綻ばせていた。まなじりに浮かぶ雫すらも煽情的で、自身に絡みつく内壁を今すぐにでも突き上げたい衝動に駆られる。しかしここで変に動いて永倉を傷つけるわけにはいかず、辛うじて残っていた理性で昂りを抑え込んだ。
「あ、つくて、とけちゃいそう」
 恍惚とした声で永倉が呟いた。それは山南も同じで、永倉の身体の奥深くで感じる熱に、何もかもを溶かされそうになっている。
 異物感が体内に馴染んできたのか、永倉がゆさゆさと腰を前後に揺らし始める。中で屹立を掻き回される刺激に、たまらず呻きが洩れた。
「く、ァ……っ」
「ッふ、ぁ……やまなみさん、きもちい……?」
 蕩けきった様子の永倉に顔を覗き込まれる。序盤からだいぶ攻め倒されたような気もするが、その一言で永倉なりに尽くそうとしてくれているのが伝わってきた。途端に愛おしさが込み上げて、不意に伸ばした手で永倉の細腰を掴んだ。
「……ッ、凄く、いい」
 こんな状況で言葉を選んでいる余裕は到底なく、飾り立てず率直に返答する。きゅ、と永倉の中が締まった気がした。永倉は身を屈めて顔を寄せると、期待を滲ませたような目をして囁く。
「もう、好きに動いて……いいよ」
 くらりと眩暈がした。最早理性など、欲望の前では意味を成さないことを悟る。心戦組副長であろうが何であろうが、所詮己もただの男でしかないのだと、山南は思い知らされた。
 掴んでいた永倉の腰を浮かせ、落とすと同時に突き上げた。小柄な体躯を揺さぶる度に、永倉の三つ編みが躍るように揺れる。前立腺を狙って突けば永倉は身体を仰け反らせ、聞いたこともないような声で喘いだ。上下に揺さぶると内壁で自身の先端が擦り上げられて、山南も気を抜けば達してしまいそうだった。
「ひッ、ぁ、あッ、も、むり……っ」
 先に音を上げたのは永倉だった。永倉は自身の昂りに指を絡めながら、ふるふると身体を震わせて白濁を彼自身の腹に散らしていく。その瞬間凄まじい圧搾感に襲われたが、ここで果てて行為を終わらせてしまうのは惜しく思えて、なんとか耐えきった。
 永倉は肩を上下させ絶頂の余韻に浸っているようだが、こちらの熱は収まりきれていない。山南は未だ収縮を繰り返す窄まりから自身を引き抜いて上体を起こす。跨ったままの永倉の後頭部に手を添えて、そっと布団の上に身体を倒した。膝裏を掴んで持ち上げ、後孔に昂った熱を再び埋めていく。
「んぁ、ぁッ、は……っ」
「──ッは、きつ、いねぇ……」
 グッと腰を押し進めていき、永倉に覆い被さる体勢になる。見下ろした永倉は、やはり少女のように愛らしい顔立ちをしていて、身体は少年のように繊細だった。そんな容貌の永倉を組み敷いているという背徳感に比例するように、山南の劣情は煽られていく。腿が胸につくほど永倉の身体を折り曲げて唇を重ね、奥深くを何度も抉った。永倉は快楽に耐えるようにぎゅっとシーツを握りしめ、艶めかしく身を捩る。腰を打ち付ける度に肉同士がぶつかり合い、ぐちゅぐちゅと粘液が絡み合う音が脳を刺激した。限界がすぐ近くまで迫っているのを感じて、山南は抽送を速める。
「はぁッ、な、んかっ、生きてるって、かんじがする……ッ」
 激しく揺さぶられ、息も切れ切れになりながら永倉が言った。瞳に滲んでいるのは、安堵の色のようにも見える。
 生きている、と永倉の言葉を脳内で反芻し、呑み込む。
 互いの熱で互いの身を溶かし合う。この愉悦に浸っている時ほど、己が今ここに生きているという実感を得られる瞬間はない。そして、その瞬間にどうしようもなく安堵してしまうのは、明日をも知れぬ身なればこそ、だ。
 ──ならば。
「や、まなみさ……っ、ぁッ、やまなみさんッ……!」
 永倉は山南だけを瞳に映し、山南の名を呼び続ける。己によって与えられる快楽に、永倉は溺れている。その事実に独占欲がじわじわと充足され、山南はこれまで味わったことのない興奮を覚えた。無防備な白い喉元に噛み付くように口吻けては、赤い痕を残していく。溺れているのは山南も同じだった。求めていた温もりを凌駕する永倉の熱に、どうしようもなく気分を高揚させている。
 熱に浮かされた頭では、最早正常な思考など出来はしなかった。
 情けないほどに欲を剥き出しにした己の姿も、永倉の熱に蕩けた顔も、狂わすような甘い嬌声も、誰も知る者はいない。
 ──ならば、いっそ。この夜の間だけは溺れてしまえばいい。
 例え快楽の波に呑まれても、夜が明ければ泡沫の夢は醒める。己も永倉も、血に塗(まみ)れた現実へと戻って来られるのだ。だが沈んだ先にある快楽を知ってしまった以上、再び深い夜の海に自ら溺れることを望むようになるだろう。
 きっとこの夜が終わった時にはもう、訪れるかも分からない次の夜を待っている。
「ッ、永倉くん……っ」
 二度目の絶頂を知らせるように、絡みつく内壁の締め付けが強まった。山南は射精を促すように永倉の自身を激しく扱き上げて、一際強く腰を打ち付ける。
「ぁ、ぁ、山南さ、イッ、ァ、あー……っ!」
「──く、はッ……」
 悲鳴にも似た声を上げ、大きく背を仰け反らせて永倉が達する。内壁の収縮につられて、山南もまた永倉の中に欲望を吐き出した。
 ずるりと永倉の中から自身を引き抜いた山南は、心地良い疲労感を全身に感じながら永倉の隣に倒れ込んだ。
「は……ッ、やま、なみさん」
 寝返りを打った永倉が、涙ですっかり濡れた瞳を山南へと向ける。肩で息をしながらも、懸命に何かを伝えようと唇を動かしていた。山南は重い身体を寄せて、永倉が紡ごうとする言葉に耳を傾ける。
「……すき」
 絞り出すような声が、山南の鼓膜を震わせた。
 永倉からその二文字を直接聞いたのは、これが初めてだった。好意を向けられていることは分かっていた。けれど、その好意をいざ声にして伝えられた時、心はこれほどまでに充たされるのだということを、山南は知らなかった。
 目を閉じて、一息。山南は腹を括った。
「……私も、君のことが好きだ」
 恐らく二度は言わない──否、言えないだろう。だからせめて、この夜が終わる前に一度だけでもと、変に高い自尊心も己の立場もかなぐり捨てて、一人の男として永倉に告げた。
 山南の返答を聞いた永倉は、満足そうに顔を綻ばせた後、気を失ったようにゆっくりと瞼を閉じた。軽く後処理をしてから永倉に布団を掛けてやり、山南もその隣に再び身を横たえる。永倉の体温をすぐ側に感じながら、久方ぶりに穏やかな眠りに落ちていった。
 もう山南が空白感に苛まれることはなかった。

 からりと障子戸が開かれ、明け方の冷気が部屋に流れ込んでいく。昨夜の氷雨は雪に変わっていたようで、中庭を薄っすらと白く染めていた。
「──次はいつがいい?」
 無邪気に笑んだ永倉が、可愛らしく小首を傾げた。昨晩の情事で見せた表情とはあまりにも違いすぎて、やはりあのひと時は幻だったのではないかと思ってしまう。けれど泡沫の夢から醒めても、あの恍惚としてしまうような充足感は確かに山南の胸に残っている。
「……君の来たい時で構わないよ」
 またしても狡い返答をしてしまったかもしれない、と山南は苦笑する。だが永倉は、そんな山南の返答を見透かしていたかのように、悪戯っぽい笑みを浮かべて言った。
「そ。僕は気まぐれだから、また山南さんに寂しい思いさせちゃうかもよ?」
「おや。散々待たされて退屈な思いをするのは、もう沢山なんだけれどねぇ」
 山南は目を細め、半ば冗談めかして返す。万が一にも同じようなことがあれば、その時は自分が永倉を手放さなければいい。けれどもう、永倉があのような真似をしないであろうことは分かっている。己も永倉も、一度沈むところまで沈んでしまった。最早戻れない所まで来てしまったことも、きっと互いに分かりきっているのだ。
「それじゃ、またね」
 ひらひらと手を振り、永倉は自室のある方へと歩いて行った。
 永倉が部屋に来ていた時の慣習通り、山南は永倉の背を見送ってから布団を片付けに掛かる。掛け布団を剥がした時だった。そこにあったものに驚いて、ほんの一瞬息が止まった。
 敷き布団の上には、二人分の枕。恐らく、永倉は意図的に置いていったのだろう。あまりにも早い次の夜の訪れを予感して、顔に一気に熱が集まるのを感じた。山南は深く長い溜息を洩らしながらその場にしゃがみ込んだ。
 未だ暗い群青色に包まれた部屋の中、山南は、溺れる、と胸の中で呟いた。

あとがき

2019/09/15開催のAmismぱらだいす2大阪にて頒布した初同人誌でした。
本作をお手に取って下さった皆様、本当にありがとうございました。
最推し・シンパチくんのカップリング作品が見たい。
山南さんをどえろい目に遭わせたい。
そんな邪な願望から生まれたのがこの一作です。
今読み返すと文章の全体的な稚拙さであったり凡庸さは否めないな……と反省したくなる点も多いのですが、 己の性癖がぎゅっと詰め込まれているという点は我ながら評価したくなります。シンパチくんに翻弄されまくる山南さんの姿を描けて大変満足でした。精神面 受×攻のカプがド性癖なので…。